市原市の塗装工事は塩害に備えましょう
2023/02/20
塩害にはどんな備えをすれば良いの?市原市の塩害状況はどうなの? こんな悩みや疑問をお持ちかと思います。 この記事では、塩害を受けやすい場所や塩害を防ぐ方法について解説します。 塩害に備えた適切な塗装工事をすることで、あなたの家を守ることができます。 ぜひ、参考にしてみてください。
塩害とは?
塩害とは、海岸や海水に近い地域で、海水に含まれる塩分が風によって、金属やコンクリートなどに付着してダメージを与えることをいいます。 屋根や外壁などに付着した塩分が、内部に侵入することによって侵食が進み、建物の劣化につながります。
市原市は塩害を受けやすい地域
市原市がある千葉県は、塩害の多発地域で、特に台風の場合はほとんど塩害が発生しています。 国土交通省によると、市原市がある千葉県は、海岸から2km以内が塩害の影響を受ける目安となっています。 また、潮風によっては、海岸から7kmの範囲でも塩害の影響を受けるとされていますので、海の近くだけでなく、高台や高層住宅にも影響を受けます。
塩害を受けやすい場所は?
塩害を受けやすい顕著な場所は金属素材です。 住宅にはさまざまな部分に金属素材が使われています。
- 金属系サイディングの外壁、屋根材
- 雨戸やサッシなどの金属製付帯部分
- 金属製の素材の玄関ドア
など、住宅はさまざまな部分に金属製の素材が使われています。
塩害を受けたらどうなる?
実際に塩害の影響を受けたらどうなってしまうのでしょうか。
金属系サイディング
金属系サイディングは、主にガルバリウム鋼板というサビに強い素材で出来ていますが、この表面が傷つき、劣化してくるとサビが発生します。 さらに腐食が進むと、穴があき、雨漏りを起こします。
窯業系サイディングやモルタル
塩害による塗膜の影響は、メーカー規定の耐用年数よりも早く劣化してしまうこともあります。 窯業系サイディングやモルタルの場合でも、表面を保護している塗装が劣化してくると、チョーキングなどの白い粉が付着する現象が起きます。 塗装が劣化すると、素地が露出し、雨水や紫外線などにより、劣化を早めてしまい、構造部が傷んでしまいます。
雨戸やサッシなど金属製の附帯部
金属系の付帯部分には、雨戸やサッシなどの建物を守るものが取り付けられています。 付帯部の金属部分には塗装がされますが、塗料の塗膜が剥がれてくると、塩分によってサビが発生し、放置すると穴があいてしまいます。
コンクリート部分
塩害はコンクリートにも影響します。コンクリート表面に付着した塩分が内部に浸透することで、コンクリート内部の鋼材が腐食し、剥離やひび割れが起きます。 一旦コンクリートに剥離やひび割れが起きると、コンクリート内の鋼材は外気にさらされて、腐食が一気に進み、建物に深刻な影響を与えます。
塩害を防ぐ対策
塩害を防ぐ対策としては、以下の方法があります。
真水でこまめなに清掃をする
簡易的な対策として、真水で塩を洗い流します。 真水で洗い流すことで、劣化の原因の塩を落とせます。 壁などを傷つけないように、柔らかめのブラシなどで洗ってあげましょう。
塩害に強い屋根や外壁にする
塩害に強い外壁材として、塩化ビニルを主成分とした樹脂系サイディングがあります。 腐りにくく、割れにくいのが特徴で、塩害の影響を受けにくい素材になります。 塩害に強い屋根材としては、スーパーガルテクトなどの通常のガルバリウム鋼板の約3倍もサビに強くした素材のものを使用することもおすすめです。
耐塩性、耐久性の高い塗料を選ぶ
塩害は塗料の進行も早めます。一般的な外壁塗装の耐用年数は10年と言われてますが、塩害の多い地域では、2〜3年程度は劣化が早まるとされています。 チョーキング現象などの劣化が見られたときは、早めの塗り替えを検討してみましょう。
塩害対策におすすめな塗料工事
塩害対策におすすめな塗料としては、以下の塗料になります。
- フッ素系塗料
- 無機質系塗料
- ピュアアクリル塗料
一般的なウレタンやシリコン塗料に比べて、フッ素系や無機質系の塗料は耐用年数が15〜25年と長く、塩害にも強い特性を持っています。 無機塗料は親水性に優れた特徴がありますので、塩や汚れを簡単に洗い流すことができます。 塩害に関わらずですが、下地処理もきちんと行うことで、密着性も高まり、長く保つことができます。 下地処理などの工程をきちんと対応する業者を選ぶのもポイントです。
まとめ
この記事では、塩害の影響を受ける市原市の塗装工事に備えるために、塩害を受けたらどうなってしまうのか、塩害を防ぐ対策についてまとめました。 塩害は思っている以上に、劣化の進行を早めます。 影響の受けやすい場所や劣化状況を早めに見極めて、しっかり塗装工事のメンテナンスをしてきましょう。
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