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塗装が必要な瓦「モニエル瓦」とは? メンテナンス方法や劣化症状について

2024/08/20

モニエル瓦は、洋風の優れた屋根材ですが、セメント瓦(乾式コンクリート瓦)のため、素材自体には防水性能がなく、塗膜が劣化した場合は再塗装が必要になります。
ただ、モニエル瓦の塗装工事では、着色スラリー層の念入りな除去等の注意すべき点があり、これを知らずに施工した場合は、施工不良となる恐れもあります。
モニエル瓦のメンテナンス方法や劣化症状について解説します。

モニエル瓦とは

モニエル瓦は、洋風のセメント瓦のことです。セメントと川砂を混ぜ合わせて作られているため、正式には、乾式コンクリート瓦と言われています。
フランスに本社があるラファージュルーフィング株式会社(旧社名:日本モニエル株式会社)が製造・販売していた瓦ですが、現在では、製造・販売を行っておらず、入手が難しい瓦です。
そのため、モニエル瓦の一部が割れたために部分補修するには、代替品を使用せざるを得ず、完全な補修ができないことがあります。
それだけに、現在、モニエル瓦を使っているお宅は、念入りにメンテナンスを行って長持ちさせることが大切と言えます。

モニエル瓦は、施工しやすく、断熱性、耐震性、デザインの面でも優れた屋根材だったため、広く利用されていました。
防水性ももちろんあります。ただ、セメント瓦なので素材自体には防水性能はありません。塗装によって防水性を保っているので、劣化したら再塗装が必要になります。

モニエル瓦の塗装で注意したいこと

モニエル瓦の塗装は難しいと言われており、注意しなければならない点がいくつかあります。

着色スラリー層を念入りに除去する

モニエル瓦は、再塗装が難しい屋根材として知られています。そのため、屋根業者の中には、モニエル瓦の再塗装はできないという人もいます。
現在、モニエル瓦が製造販売されておらず、モニエル瓦が割れたり欠けたりしている場合に対応が難しくなるという点も理由の一つですが、モニエル瓦の初期塗装にも原因があります。

モニエル瓦は、着色スラリーという着色剤を素材のセメント瓦に塗り、その上からアクリル樹脂系のクリアー塗料で保護しています。
着色スラリーは、セメント、砂、骨材、顔料を混ぜ合わせて硬化させた着色剤ですが、経年劣化により脆くなると少しこすっただけでも簡単に剥がれてしまいます。
塗装に際しては、下地材の密着性を高めるためにシーラーによる下塗りが行われますが、劣化した着色スラリーはシーラーを塗っても効果がありません。
そのため、モニエル瓦の再塗装では、着色スラリーを完全に落とすことがポイントになります。
劣化した着色スラリーが残っている場合、その上から塗装しても、着色スラリーがすぐに剥がれてしまうので、数年で新しい塗膜が剥がれてしまい、ボロボロの状態になってしまいます。

モニエル瓦専用の塗料を使う

再塗装時は、モニエル瓦専用の塗料を使用しなければなりません。
モニエル瓦に使えない塗料で塗装した場合は、剥がれやすくなるなど、塗料の効果を十分に発揮できないこともあります。
特に、下塗りに使う塗料は、上塗り塗料と下地の接着性を維持するために重要な役割を果たしています。
モニエル瓦は、正式には、「乾式コンクリート瓦」と言います。塗料の説明書にこの文字があるかどうか確認しましょう。

モニエル瓦の再塗装を検討すべき劣化症状

モニエル瓦は今では手に入りにくい瓦なので、劣化症状が表れたら早めに対処する必要があります。モニエル瓦の再塗装を検討すべき劣化症状を解説します。

色褪せが生じている場合

モニエル瓦は、着色スラリーによって色鮮やかに色づいている点が特徴ですが、紫外線や風雨に晒されるうちに、色褪せていきます。
自宅の屋根を遠くから観察して、新築時と比べて色褪せていたら、再塗装を行うべきタイミングです。

カビ・コケが発生している場合

モニエル瓦の素材は、セメントなので、耐水性はありません。表面の塗装が劣化すると、雨水を吸収しやすい状態になり、モニエル瓦が水分を含んでジメジメしている時間が長くなります。
すると、カビ・コケがモニエル瓦に根づきやすくなり、一旦根付いてしまうと、モニエル瓦の内部まで根を張るようになり、モニエル瓦自体がもろくなってしまいます。
モニエル瓦がもろくなると、欠けたり、割れたしやすくなります。すでに述べた通り、現在では、モニエル瓦は製造・販売が行われていないため、割れたり欠けた場合の部分補修が非常に大変です。
そのため、このような状態になる前に、モニエル瓦を再塗装によって保護する必要があります。

モニエル瓦の欠け、割れが発生している場合

モニエル瓦の欠け、割れがすでに発生してしまっている場合に、完全な修理を行うには、欠け、割れが生じたモニエル瓦の交換が必要です。
ただ、同じ形のモニエル瓦が手に入らないことも多いため、似た瓦で代用する形になることもあります。
欠け、割れが生じた部分が残っている場合は、接着剤で張り合わせることも可能ですが、あくまでも一時的な補修に過ぎません。

劣化症状がなくても10年から15年で再塗装を検討する

モニエル瓦は現在、製造・販売が終わっているため、欠け、割れが生じても交換できないことがあります。
モニエル瓦の欠け、割れは、モニエル瓦の劣化から生じるので、上記までに紹介した劣化症状が見られない場合でも、最後の塗装から10年から15年が経過している場合は、再塗装を検討しましょう。
遠くから見ただけでは、劣化症状が見られなくても、職人が直接屋根に上がって確認すると、劣化の進行が判明することもあります。

モニエル瓦の塗装の工程

モニエル瓦の塗装工程は、他の屋根材の塗装工程とほぼ同じですが、いくつか注意しなければならない点があります。

高圧洗浄

他の屋根材の塗装でも、重要な工程ですが、モニエル瓦の場合はとりわけ重要な工程です。
モニエル瓦の高圧洗浄では、単に汚れやカビ・コケを落とすだけでなく、着色スラリー層の除去するため、通常よりも強めの水圧で洗浄します。
高圧洗浄時は、着色スラリーが混じった汚水が発生するため、その対策も必須です。特に、近隣への飛び散りを防ぐために、飛散防止シートを張り巡らす事が重要になります。

▷外壁塗装で重要な高圧洗浄とは?

下地調整・補修

高圧洗浄だけでは、着色スラリー層を完全に落とせないこともあります。この場合は、ワイヤーブラシなどのケレン具を使って手作業で丁寧にこそげ落とします。
また、モニエル瓦本体の状態も確認します。ひび割れが生じていたら補修や部分交換を行いますし、ズレが生じていたら葺き直しが必要になることもあります。

▷外壁塗装における「ケレン作業」とは?必要性について解説

下塗り

高圧洗浄後に十分に乾燥させたら、シーラーやプライマーといった塗料を使って下塗りを行います。
モニエル瓦の表面の強度を高めるとともに、上塗り塗料との接着性を高めることが目的なので、モニエル瓦(乾式コンクリート瓦)に使える塗料を選ぶことと、瓦に浸透させるようにたっぷり塗ることがポイントです。

▷外壁塗装における「下塗り」の重要性を徹底解説

上塗り

上塗りは標準では2回行います。一回目の上塗り塗装を中塗りと呼ぶこともあります。塗りムラや塗り残しが生じないように注意しながら塗ります。

モニエル瓦の塗装工事の相場

モニエル瓦の塗装工事の相場は、一般的な一戸建てであれば、40万円から100万円ほどです。
モニエル瓦には、専用の塗料を使う必要がありますが、特別に値が張るわけではありませんし、他の屋根材に使う塗料と同様に種類も豊富にあります。
ただ、モニエル瓦の劣化状況によっては追加の工事が必要になりますし、勾配がきつい屋根などでは、作業の手間がかかるため、割高になることもあります。
あとで、工事費用を巡ってトラブルにならないようにするため、塗装工事を依頼する前に、必ず、見積もりを出してもらいましょう。

モニエル瓦の塗装業者の選び方

モニエル瓦の塗装工事を依頼する業者を選ぶ場合は、モニエル瓦の特徴を理解しているかどうか確認しましょう。

✅モニエル瓦の塗装で重要なことを理解している業者

モニエル瓦は、最近では新規の施工がないだけに、モニエル瓦の特徴を知らない業者もいます。着色スラリー層の除去を念入りに行わないで再塗装してしまった場合、施工不良となる可能性があります。
そのため、モニエル瓦の塗装で注意すべきことを熟知している塗装業者に依頼することが大切です。

✅塗装工事前に劣化状況を確認してくれる業者

モニエル瓦に限りませんが、屋根塗装は、雨漏り修理を目的に行うものではなく、美観の維持が主な目的になります。
塗装工事前に塗装工事で対処できる段階の劣化なのか確認してもらいましょう。できれば、写真などで撮影したうえで、説明してくれる業者に依頼すべきです。

✅塗装工事の工程を写真などで見せてくれる業者

モニエル瓦に限りませんが、屋根塗装は、一般の方では工程を確認しづらい工事です。そのため、ごまかしや手抜きが行われる可能性もあります。
現在どの工程を行っているのか、日々説明してもらうことはもちろん、工程の進捗状況を写真などで説明してくれる業者に依頼しましょう。

千葉県市原市のモニエル瓦の屋根塗装工事ならヨネザワ装工へご依頼ください

ヨネザワ装工は、千葉県市原市を中心に地元密着で外壁や屋根の塗装工事を始めとする各種塗装工事を請け負っている職人直営店です。
塗装工事が専門でない会社を介してご依頼いただいた場合は中間マージンが発生してしまいますが、私たちのような職人直営店に直接ご依頼いただければ、本当に塗装工事に必要な費用だけで施工することができます。
モニエル瓦の屋根塗装についても、他の瓦の塗装工事との違いを熟知していますので、施工不良とならないように丁寧に工事させていただきます。厚く塗り、きれいな塗装により、お客様の大切なお家を守ることを目指します。プロとして品質にはとことんこだわっています。
千葉県市原市で、モニエル瓦の屋根塗装に対応できる塗装業者をお探しの方は、ヨネザワ装工へご依頼ください。

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