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外壁塗装における「ケレン作業」とは?必要性について解説

2023/07/20

ケレン
外壁塗装というと「塗料を壁に塗る」というイメージがあるかもしれません。
もちろん最終的にはそうなのですが、塗料を塗る前に「下処理」を行う必要があります。
「ケレン作業」もそのうちの一つです。
そこでここではケレン作業とはどういったものなのか、必要性はどんなものなのかということについて紹介していきたいと思います。

ケレン作業とはどういったものなのか

ケレン作業はかんたんに言えば「塗装を行う外壁の汚れ、錆び、カビ、ゴミなどを除去する作業」ということになります。
外壁塗装を行う際には「高圧洗浄」と合わせて必ず行う下処理であり、「素地調整」と呼ばれることもあります。

外壁塗装を行う際には塗料を塗っていく前段階として高圧洗浄機を使用して、外壁表面の汚れなどを除去していきます。
高圧洗浄機では強力な水圧によって汚れを飛ばしていくのですが、それでもすべてのゴミや異物が除去できるわけではなく、古い塗膜や錆びなどが残ってしまうことがあります。

そこで行われるのがケレン作業です。
サンドペーパーやハンマー、サンダーなどの道具を使うことで手作業によって汚れや錆び、カビを除去していきます。
こうしてすべての汚れや錆びなどを除去した上で外壁表面を綺麗にして塗料を塗っていくということになるのです。

▷外壁塗装で重要な高圧洗浄とは?

ケレン作業を行う理由、目的とは

はてな

ケレン作業を行うのはいくつかの理由、目的があります。
ここではそれらの目的について順に紹介していきます。

外壁の下地を整える

塗料を塗るべき外壁部分に汚れ、錆び、ゴミなどがある状態だと塗料を塗ったとしてもうまく塗料が密着しないためにすぐに剝がれてしまいます。
ケレン作業を行うことで汚れや錆びを除去し、外壁下地を整えることができるのです。
基本的には「下地を整える」という目的が大きいと言えるでしょう。

塗料、塗膜の密着性を上げるため

外壁部分に汚れや錆びがあるままで塗料を塗っていくと外壁と塗膜との密着性が弱くなってしまいます。
密着性を高めるためには汚れや錆びなどの異物を取り除く必要があるのです。
外壁と塗膜との密着性が弱いと塗料の耐用年数より前に塗膜が剥がれてしまったり、ひび割れが起きやすくなってしまいます。
塗膜が剥がれたりひび割れが起きるとそこから雨水が内部に侵入しやすくなってしまうのです。
性能の高い上塗り塗料を使用したとしても先に塗装する下塗り塗料が外壁と密着していなければ性能を発揮することができません。

そして外壁材によっては塗料と外壁の密着性を高めるために外壁の表面部分にヤスリなどを使って細かい傷をわざとつけることがあります。
傷をつけるのはよくないようなイメージがあるかもしれませんが、ガルバリウム鋼板などの金属製の外壁は表面がツルツルしているためにそのまま塗料を塗っても密着性が低いことがあるのです。
そこでわざとヤスリなどを使って傷をつけることで塗料がうまくのるようにするのです。
この工法を「目荒らし」「足付け」と呼びます。

塗料を長持ちさせるため

高性能な塗料を使ったとしても外壁部分に汚れや錆びがある状態で塗装をしてしまうと塗膜は長持ちしません。
もし錆びがあるままで上から塗装をしてしまうと塗膜の下側で錆びが増殖していくこととなり、塗膜を内側から腐食させていくこととなります。
また、外壁に異物が残っていると外壁と塗膜との間に隙間ができることとなります。
こうした隙間の空気は寒暖差によって膨張や収縮を繰り返すために塗膜を壊していくこととなってしまいます。
このように錆びや異物がある状態で塗装を行うと塗料、塗膜が長持ちしないのです。

塗装の仕上がりを良くするため

表面に異物が残っている状態のまま塗装を行うと塗料を塗った後にムラが残ったり、凸凹したりしてしまいます。
これではせっかく塗装をしても仕上がりが悪くなり、見た目にも美しくありません。

ケレン作業の種類とは

ケレン道具

ケレン作業には外壁の状態によって4つの種類があります。
それぞれに使用する道具が違ったり工事の規模が違ってきます。

1種ケレン作業

1種ケレンでは「ブラスト法」という工法で作業が行われます。
「ブラスト法」とは金属片などを含んだ特殊な研磨剤を吹き付けることで汚れや古い塗膜、錆びなどを除去して表面を研磨していくという作業です。
同時に塗料を塗装した際に密着性を高めるために「目荒らし」も行うことができます。
この作業を行う時には専用の機械を使用して大規模な工事になることが多く、「騒音」「「粉塵」といった問題も出てきます。
ただ、1種ケレンは道路、橋、船などの補修で行われる作業ですので、一般の住宅で行われることはありません。

2種ケレン作業

2種ケレンは汚れや錆びの範囲が広い、状態が悪いといった時に電気工具を使ってケレン作業を行うものです。
ディスクサンダーのような電気工具に加えて、ケレンハンマーなどを使って手作業も行います。
専用の大型機械を使うわけではないので、一般の住宅でも使用することができるのですが、あまり多くはありません。
ただ、鉄骨建築の外壁などで使用されることはあります。

3種ケレン作業

こちらは一般的な住宅で行われることが多いケレン作業です。
外壁部分に塗膜の剥がれや錆びがあるが、既存の塗膜が基本的には残っているという状態の時に行います。
ディスクサンダーなどの電気工具に加えて、スクレーパーで錆びや古い塗膜を除去し、サンドペーパーで磨いて仕上げるという方法が取られています。
多くの塗装業者が行っているケレン作業だと言えるでしょう。

4種ケレン作業

こちらは外壁部分に錆び、汚れ、古い塗膜剥がれなどがあまりないような状態の良い外壁で行われる作業です。
高圧洗浄で落とすことができなかった汚れや錆びを研磨スポンジやサンドペーパーを使って除去するといった軽微な手作業で行われます。

ケレン作業で使用する道具とは

ケレン作業ではいくつかの種類の道具を使って作業が行われます。
ここではケレン作業でよく使われる道具を順に紹介していきます。

ディスクサンダー

ディスクサンダー

「ディスク」とは円盤のことで、「サンド」は研磨することです。
その名前の通り、円盤で研磨を行うで電動工具となっており、「サンダー」と略して呼ばれることもあります。
ディスク部分は用途に合わせてナイロンタイプ、砥石タイプなどに付け替えることが可能となっています。
幅広く使われる道具なのでケレン作業ではお馴染みの道具だと言えるでしょう。

サンドペーパー

サンドペーパー

電動工具を使わないケレン作業でもっとも使用されているのがこのサンドペーパーです。
錆びや汚れを落とす作業、小さな凸凹の補修、最後の仕上げなど幅広く使うことができる紙やすりのことです。
こちらもよく見かける一般的な道具だと言えます。

ワイヤーブラシ

ワイヤーブラシ

ワイヤーブラシはブラシの部分を使ってサンドペーパーでは届かない部分などで使用することができます。
汚れや錆びをしっかりと落とすことができる道具ではあるのですが、ブラシ部分が金属ですので使い方を間違えると外壁に傷をつけてしまうことがあるので注意が必要です。

ケレンハンマー

ケレンハンマー

こちらはケレン作業に特化した特殊な形状のハンマーです。
先端が尖っている部分では細かい場所の錆びや塗膜を除去することができ、大きく平たい部分では錆びや塗膜をごっそりと削ぎ落とすことができます。

スクレーパー(皮すき)

スクレーパー

こちらは金属製、プラスチック製など種類が多く、扱いやすく汚れや錆びを落とすことができます。
刃の部分を錆びや古い塗膜部分に当てて削ぎ落とすように使用していきます。
使い勝手が良いので幅広く使われる道具となっています。

ケレン作業にかかる費用の相場と注意点とは

費用

ケレン作業は種類によって費用の相場が決まっています。
もちろん地域、季節、時期、建物の立地などの条件によって差はありますが、目安は覚えておきましょう。
また、依頼する際には押さえておきたい注意点もありますので合わせて紹介していきます。

ケレン作業の費用の相場とは

1㎡当たりの費用相場です。
・1種 3000~5000円
・2種 1500~2000円
・3種 500~1000円
・4種 200~500円
となっています。
おおまかな目安で計算しておくと便利です。

ケレン作業を依頼する際の注意点とは

外壁塗装を業者に依頼する際には以下の2つの点に注意が必要です。

外壁塗装工事の中にケレン作業が含まれているかどうか
外壁塗装工事を業者に依頼した際に工事内容にケレン作業が含まれているかどうかを必ず確認しておきましょう。
ケレン作業は外壁塗装の耐用年数を長くするため、仕上がりを良くするために必要な作業です。
もし外壁塗装工事を依頼した際に工事内容にケレン作業が含まれていない場合は手抜き工事がされる可能性があるため注意しましょう。

見積書を必ず確認する
業者に作業を依頼した際には見積書をしっかりと確認しましょう。
何種のケレン作業を行うのか」「費用は相場に近いものか」といったことを確認しておかなければ必要以上の費用が請求される可能性があります。
細かく記載せずに「一式」などでまとめられている場合には要注意です。
必ず内容を説明してもらうようにしましょう。

まとめ
外壁塗装工事を行う際には「ケレン作業」は欠かせない作業となります。
塗料を塗る前に外壁の汚れ、錆び、凸凹などをしっかりと除去しておかなければ、塗装したとしても「すぐに塗膜が剥がれる」「仕上がりが悪い」「ひび割れが起こりやすい」などの悪影響があります。
どの規模のケレン作業を行わなければならないかは外壁の状態にもよりますが、このケレン作業を適切に行うことが「耐用年数を長くする」「見た目の仕上がりを綺麗にする」「塗料の性能を最大限に発揮する」という点において、外壁塗装で重要なことだということを押さえておきまし
ょう。

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