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エフロレッセンス(白華現象)とは?原因と対策について

2024/07/24

エフロレッセンス(白華現象)は、タイル外壁で湿式工法を用いている場合に、目地から水酸化カルシウムなどのアルカリ成分が漏れ出すことにより発生することがあります。
新築直後は、エフロレッセンス(白華現象)が生じやすいので、多少の現象はやむを得ませんが、目地のひび割れと共に発生している場合は、補修工事も必要です。
美観を損なう場合は、エフロレッセンス(白華現象)を除去したうえで、吸水防止材の塗装を行うのが有効です。

エフロレッセンス(白華現象)とは

タイル、レンガ、コンクリートには、エフロレッセンス(白華現象)が現れることがあります。

タイル、レンガの目地部分のモルタルやコンクリート中の水酸化カルシウムなどのアルカリ成分が雨水と共に染み出して、タイル、レンガ、コンクリートに付着し、晴れた日などに乾燥して水分が蒸発すると共に空気中の炭酸ガスと結合することにより、タイル、レンガ、コンクリートに現れる白い粉のことをエフロレッセンス(白華現象)といいます。
白い花が咲いているように見えることから、白華と表現されています。

エフロレッセンス(白華現象)は放置してもよいのか?

エフロレッセンス(白華現象)は、白い花が咲いているように見えると表現されるように、華やかさを感じる人もいるのかもしれませんが、一般的にはタイル、レンガ、コンクリートの汚れと認識されます。
では、エフロレッセンス(白華現象)はタイル、レンガ、コンクリートの劣化に繋がる危険はあるのでしょうか?

結論から言うと、新築したばかりの構造物であれば、エフロレッセンス(白華現象)が生じることは避けられませんし、劣化とは言えません。

新築したばかりであれば、タイル、レンガの目地部分のモルタルが水分を含んでいる上、十分に固まっていない状態なので、蒸発の過程で水酸化カルシウムなどのアルカリ成分が抽出されやすい状態にあります。
コンクリートも構築したばかりの頃は、水分を多分に含んでおり、水酸化カルシウムなどのアルカリ成分が染み出しやすい状態にあります。
このような状態でアルカリ成分が滲み出たとしても、目地やコンクリートの強度に影響はありません。
この時期のエフロレッセンス(白華現象)を専門的には、「一次エフロレッセンス」と呼びます。

一方、建築からずいぶん経過してから、エフロレッセンス(白華現象)が生じている場合は、目地やコンクリートのひび割れ部分から発生することが多いです。「二次エフロレッセンス」と呼ばれる現象です。

外壁の目地部分のひび割れがあると、内部に雨水が侵入し構造の劣化や雨漏りの原因になってしまうため、補修すべきサインと言えます。

また、コンクリートに一定のひび割れが生じることは避けられませんが、ひび割れが大きい場合は、内部の鉄筋にも水分が伝わってしまい、コンクリート強度の低下に繋がる可能性があります。
コンクリート内部の鉄筋が水分によって錆びた場合は、鉄筋が錆によって太くなり、鉄筋周辺のコンクリートが内部から押し出される形になるため、剥離につながることがあります。
エフロレッセンス(白華現象)に混じって、茶色サビも滲み出ている場合は、鉄筋の錆が進行している証拠なので早めの対策が必要です。

 エフロレッセンス(白華現象)が発生しやすい環境

エフロレッセンス(白華現象)が発生しやすいのは、低温、多湿、適度な風がある環境です。
季節としては、冬の時期の雨上がり、積雪後の雪解け時などです。
また、日射量の多い南側よりも、日陰になりやすい北側で、エフロレッセンス(白華現象)が発生しやすいとされています。
湿った状態から乾燥がゆっくり進む環境下だと、エフロレッセンス(白華現象)が発生しやすいということです。
逆に常に湿った状態にある場合や、高温下で乾燥が極端に早い真夏などは、エフロレッセンス(白華現象)は発生しにくいです。

エフロレッセンス(白華現象)への対策

一次エフロレッセンスは、目地のモルタルやコンクリートに余分な水分が含まれていることが原因で発生します。
そのため、施工時にモルタルやコンクリートを練る際に、水分を少なめにすることがエフロレッセンス(白華現象)発生の予防策になります。コンクリートの場合は、十分な締固めを行い、養生剤を用いて打設面を健全に仕上げることが大切です。

二次エフロレッセンスに対しては、ひび割れの補修を行う必要があります。表層のみのひび割れ補修で済ませるのではなく、内部の奥深くまでひび割れ補修材を充填することが大切です。
特にコンクリートの場合は、水分の侵入箇所から塞がなければなりません。ひび割れの表層のみ塞ぐと、コンクリート内部に水分が滞留する形になってしまい、鉄筋が腐食しやすくなってしまいます。
ひび割れを塞いだ結果、却って、鉄筋コンクリートをもろくしてしまう危険があるのです。
そのため、ひび割れの先にある鉄筋が水分と触れないようにひび割れの奥深くまでひび割れ補修材を充填する必要があります。

 エフロレッセンス(白華現象)の洗浄方法

エフロレッセンス(白華現象)の洗浄は、一般の方でもできます。
まず、エフロレッセンス(白華現象)が薄い段階であれば、タイルやレンガなどをブラシでこするだけで落とせることもあります。
冬の時期、雨上がりの後で定期的に点検して、ブラシでこすってやれば、簡単に落とせることが多いです。

付着している白い粉はアルカリ性です。そのため、ブラシでこすっても落とせない部分については、酸性のトイレ用洗剤などを使うと落としやすくなります。

エフロレッセンス(白華現象)が広範囲に生じている場合は、酸性のトイレ用洗剤ではなく、白華除去剤「アクトル」などの専用の洗剤を使って洗い落としましょう。

二階部分の外壁に広範囲に生じている場合は、足場をかけて作業する必要があります。一般の方が、はしごをかけて作業するのは大変危険なので、2階以上は外壁塗装、補修のプロにご依頼ください。

 タイル外壁のエフロレッセンス(白華現象)対策工事

タイル外壁で湿式工法のようにモルタルを用いて施工している場合は、目地からエフロレッセンス(白華現象)が発生して、タイル外壁を白く汚してしまうことがあります。
そのため、白い汚れを落とすとともに、エフロレッセンス(白華現象)が再度生じないように補修する必要があります。
タイル外壁のエフロレッセンス(白華現象)対策工事の手順を紹介します。

 エフロレッセンス(白華現象)の洗浄

まず、エフロレッセンス(白華現象)を洗浄する作業を行います。この作業には、酸性の洗浄剤を用いるため、サッシなどに洗浄剤が付着すると腐食させてしまう危険があるため、事前の養生が大切です。
また、酸性の洗浄剤によってタイルが焼けてしまう危険もあるため、洗浄剤を塗った後はすぐに水で洗い流します。
水で洗うだけでは、まだ酸が残っている可能性があるため、アルカリ性の中和剤を塗布する作業も行います。
その後、再度タイル外壁全体を高圧洗浄機などで水洗いします。

目地モルタルへの吸水防止材の塗装

タイル外壁の目地からエフロレッセンス(白華現象)が発生するのは、雨水を吸水してしまうためです。
そこで、洗浄作業を行った後は、目地モルタルに吸水防止材を塗装する作業を行います。
吸水防止材は、セメント下地に含まれる砂(ケイ素)と反応し吸水防止層を形成します。この層が形成されると、雨水がかかったとしてもモルタル目地から雨水が浸入することを防止できます。
その結果、水酸化カルシウムなどのアルカリ成分が流出しにくくなり、エフロレッセンス(白華現象)の発生を防ぐことができるわけです。

コンクリートのエフロレッセンス(白華現象)対策工事

コンクリート壁

マンションの外壁などのようにコンクリートの構造物のエフロレッセンス(白華現象)は、ひび割れが発生している箇所から生じていることが多いです。
ひび割れの内部に雨水などが入り込み、染み出す過程でエフロレッセンス(白華現象)が生じるわけです。
そのため、雨水が染み込んでいる箇所と染み出す箇所の両方を充填剤で塞ぐ必要があります。

Uカット工法

コンクリートのエフロレッセンス(白華現象)対策工事方法としては、Uカット工法が知られています。
まず、タイル外壁工事と同様に、酸性の洗浄剤を用いて、エフロレッセンス(白華現象)の洗浄を行います。

その後、グラインダーを用いて、ひび割れが発生している箇所を削って、大きな溝を作ります。小さなひび割れのままでは、充填剤を注入できないために、あえて、溝を掘るわけです。
その溝をU字型に掘ることから、Uカット工法と呼ばれています。
その後、溝の塵汚れを落とし、プライマーを塗り、シール材を充填し、モルタルで仕上げます。
それだけでは補修箇所が目立ってしまうため、全体的に塗装工事を行います。

 IPH工法

より本格的なコンクリートのひび割れ補修方法としては、IPH工法と呼ばれる工法もあります。
IPHとは、Inside Pressure Hardening の略称で、コンクリートの構造体の内部から注入をスタートさせて、低圧力により微細部まで接合させる内圧充填接合補強工法のことです。
IPH工法では、0.01mm程度の目に見えない微細なひび割れの隙間にも樹脂を行き渡らせて硬化させることができます。
コンクリート内部を樹脂で満たすことができるので、コンクリートの劣化の原因となる空気や水分の侵入を防ぐことができます。
そのため、IPH工法を採用すれば、エフロレッセンス(白華現象)を防ぐだけでなく、コンクリートの長寿命化につながることも期待できます。

IPH工法は、主に、鉄道の高架橋、橋梁、土留め擁壁、トンネルなどの大規模なインフラの補修工事で用いられる特殊な工法です。
住宅では、マンションの外壁の大規模修繕、戸建住宅の基礎部分のひび割れ補修などで採用の余地があります。

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ヨネザワ装工は、千葉県市原市で、外壁塗装・屋根塗装・防水工事を行っている職人直営店です。職人直営のお店なので、中間マージンがかからず、本当に工事に必要な費用のみでご依頼いただけます。
お客様のお宅の美観を維持するだけでなく、「家を守る」ことをモットーに工事を行っています。

エフロレッセンス(白華現象)対策も、白いこびりつきを除去するだけでなく、再発防止やモルタル、コンクリートの補修、強化も含めて工事いたします。
お宅の外壁やエクステリアのタイルでエフロレッセンス(白華現象)が発生してお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

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