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劣化しやすい木部の「破風板」「鼻隠し」「軒天」とは?

2024/10/29

木造の建物の屋根には、「破風板(はふいた)」「鼻隠し(はなかくし)」「軒天(のきてん)」と呼ばれるパーツがあります。
これらの部位は日常的に雨風にさらされるうえに木製であることも多く、劣化しやすいため定期的なチェックと適切な塗装メンテナンスが必要になります。

そこで今回は、破風板・鼻隠し・軒天の劣化をチェックするポイントと材質別の塗装メンテナンス方法について詳しく解説します。
木造の建物の美観を保ち長くお使いいただくために重要な情報ですので、ぜひ参考にしてください。

破風板・鼻隠し・軒天とはどの部分?

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破風板・鼻隠し・軒天は建物の屋根に関連する部位です。まずは使用されている位置とその役割について説明します。

破風板と鼻隠し

破風板は切妻屋根の妻側(三角の部分)の先端に使用されている板です。
それに対して、鼻隠しは屋根の軒先の位置に使用されている板になります。

破風板・鼻隠しの役割

屋根の構造材を雨風から守る

木造建物の屋根は垂木(たるき)と呼ばれる棒状の木材を土台として形成されていますが、垂木が外部に露出してしまうと長年の雨風で腐食し、劣化が進むと最悪の場合には屋根が崩落してしまいます。
そのため、破風板・鼻隠しで垂木を保護し、雨風から屋根構造を守っているのです。

雨樋を取り付ける下地

屋根の軒先には、一般的には雨樋を取り付けます。雨樋には飛散した土砂や落ち葉が溜まりますし、積雪時には雪の重みも掛かってしまいますので一定の固定強度が求められます。
垂木の側面に直接雨樋を固定するよりも板に固定する方が強度が出るため、現代の木造建物では鼻隠しに雨樋を釘やビスで固定しています。

軒天

軒天とは軒天井(のきてんじょう)の略で、建物の外壁から張り出した屋根部分を軒と呼びますが、その軒の裏側にあたる天井面を軒天といいます。軒天は、軒を下から見上げた際に視界に入る部分です。

軒天の役割

雨や日差しを防ぎ建物の耐久性を高める

屋根の軒は、雨水が建物の外壁に直接当たるのを防ぐことで、外壁の劣化を抑制し、建物の耐久性を高める重要な役割を担っています。
近年は軒のない外観デザインも人気ですが、南面に軒を設けることで真夏の強い日差しが室内に直接差し込むのを防ぎ、冷房負荷を軽減する効果があります。

火災時の延焼を防ぐ

軒天は、近隣火災時の延焼防止にも重要な機能を果たします。隣家で火災が発生した際には住宅の屋根や軒天が炎に最初に触れる部分となるため、火災が最も広がりやすい箇所と言えます。

市街地など、建物が密集している地域では、火災が広がりやすいことを考慮し、建築基準法で「防火地域」などといった区域が定められています。これらの地域では、屋根や軒天に燃えにくい材料を使用することが法律で義務付けられています。

破風板・鼻隠し・軒天に使用されている材料

破風・鼻隠し・軒天には様々な材料が使用されています。使用されている材料によって耐久性も異なりますので、ご所有の建物にはどのような材質が使用されているかを把握することが重要です。

破風板・鼻隠しに使用される材料

窯業系サイディング

近年の木造建物で最も多く使用されているのは「窯業系サイディング」です。
窯業系サイディングは、セメントの主原料に木質繊維を混ぜ合わせて板状に成形し、高温の窯で焼き固めることで作られる外装材です。

比較的ローコストの割に耐火性と耐久性を兼ね備えており、長期に渡って美しい外観を維持することができます。ただし、耐水性は表面の塗膜に頼っていますので、劣化して剥がれ落ちると急激に腐食が進行してしまいます。

メリット
耐火性と耐久性に優れる
デザインやカラーの選択肢が多い
デメリット
衝撃に弱く割れやすい
表面の塗膜が剥がれると吸水し劣化が早まる

金属板

近年では、破風板にガルバリウム鋼板やアルミ板といった金属板を採用するケースも増えています。金属板は軽量で施工性が良く、長期間にわたって風雨に晒されても変形や腐食がしにくいという特徴があります。

ただし、沿岸部では潮風の影響で塩害を受け錆が発生してしまうため、ステンレスなどの錆びにくい材質にすることをおすすめします。

メリット
軽量で施工性に優れる
耐火性と耐久性、耐水性に優れる
デメリット
海に近い地域では塩害で錆が発生しやすい

木材

伝統的な和風住宅では、杉やヒノキなどの天然木材をあらわしで使用しています。天然木の風合いは温かみと落ち着きを演出し、和風住宅の意匠性を引き立ててくれます。

ただし、木材は有機物であり吸水性があるため定期的な塗装メンテナンスを怠ると腐食してしまうことが難点です。

メリット
温かみと落ち着きのある風合いを演出できる
住宅の意匠性を高める
デメリット
吸水性があるため腐食や虫害が発生しやすい
他の材質より塗装メンテナンスの頻度が高い

軒天に使用される材料

下塗り

ケイカル板

ケイカル板は、ケイ酸カルシウムを主成分とし、これに繊維状の石綿やパルプなどを混ぜ合わせて板状に成形した建材です。

ケイカル板は価格が比較的安価でありながら、火に強く長期間にわたって変形や腐食しにくいという耐久性も兼ね備えているため、軒天材として広く採用されています。

メリット
ローコストの割に耐火性と耐久性がある
軽量で施工が容易
好みの色に塗装できる
デメリット
吸水性がありシミが発生することがある
カビや藻が発生しやすい

プリント合板

プリント合板は、ベニヤの表面に印刷シートを張り付けた化粧軒天材です。
高度成長期の量産住宅では多く使用された材料で、近年の新築ではあまり使用されませんが、現在でも多くの住宅に残っています。

メリット
安価で施工性が良い
模様やカラーの選択肢が豊富
デメリット
経年劣化でベニヤが剥離する
風が強い地域では腐食しやすい

羽目板

軒天には羽目板(はめいた)と呼ばれる、杉やヒノキなどの木材を板状に加工した天然木材も使用されます。
天然木の温かみと味わいを演出することができ、高い意匠性があります。

メリット
温かみと落ち着きのある風合いを演出できる
住宅の意匠性を高める
デメリット
吸水性があるため腐食や虫害が発生しやすい
他の材質より塗装メンテナンスの頻度が高い

窯業系サイディング

窯業系サイディングは軒天にも使用されています。特に防火地域では延焼を防止するために軒天の材質・構造にも耐火基準が定められており、それをクリアするために最も適した材料です。

メリット
耐火性と耐久性に優れる
デザインやカラーの選択肢が多い
デメリット
衝撃に弱く割れやすい
表面の塗膜が剥がれると吸水し劣化が早まる

金属板

軒天にガルバリウム鋼板やアルミ板などの金属板を施工するケースもあります。
金属板は軽量で耐水性にも優れるため、地上から巻き上げるような雨風が吹く地域では軒天の仕上げ材として好まれます。

メリット
軽量で施工性に優れる
耐火性と耐久性、耐水性に優れる
デメリット
海に近い地域では塩害で錆が発生しやすい

【材質別】破風板・鼻隠し・軒天の塗装メンテナンス

破風板・鼻隠し・軒天の塗装によるメンテナンス方法について、材質別に詳しく解説します。

窯業系サイディング・金属材

窯業系サイディング・金属材の塗装にはSOP塗料(合成樹脂系塗料)が多く使用されています。
これはいわゆる「ペンキ」で、耐候性や耐久性に優れています。ただし、油性塗料を使用する場合は施工時にシンナー系の溶剤の臭いが発生するのが難点です。

また、金属板の塗装の際には仕上げ塗りの前に可能な限り発生した錆を除去し、錆止め塗料を塗布してから仕上げ塗りを実施するようにするとより長持ちするでしょう。

ケイカル板・プリント合板

ケイカル板・プリント合板のメンテナンスには合成樹脂塗料も使用可能ですが、近年の主流は水性EP塗料(エマルションペイント)です。これは比較的安価な上に塗装ムラが出にくく、施工しやすいのが特徴です。
水性であるため施工時にあまり臭いが発生せず、近隣に配慮が必要な住宅街での施工に向いています。

木材・羽目板

木材や羽目板を塗装する場合は合成樹脂塗料で着色して塗りつぶす方法もありますが、木材には収縮と膨張を繰り返す性質があり剥がれやすいため、毎年のように塗装を繰り返していく必要があります。
そのデメリットを解消するため、現在では「木材保護塗料」と呼ばれる、木部塗装専用の塗料を使用するケースが多数となっています。

木材保護塗料は、木材を腐食や虫害から守るための塗料です。大きく分けて、木材の内部に浸透する浸透型と、表面に膜を作る造膜型の2種類があります。

浸透型:木材の奥深くまで染み込み、木の呼吸を妨げません。木の自然な風合いを活かしたい場合に適しています。
造膜型:木材の表面を覆い、外部からの影響を遮断します。浸透型より耐久性が高く、傷つきやすい柔らかい木材や、既に劣化が進行し木の繊維が露出しているような木材に適しています。最近では、木の風合いを残しながら保護できる半膜型も人気です。

破風板・鼻隠し・軒天の塗装は屋根や外壁のリフォームと同時にすると効率的

破風板・鼻隠し・軒天の塗装は高所作業になり、作業用に仮設足場を設置することが必須になります。
ただし、破風板・鼻隠し・軒天の塗装のために単独で足場を設置して実施するのは、費用対効果の面でおすすめできません。
10〜20年程度のサイクルで屋根や外壁といった外装全体の塗装リフォームを計画し、その際にまとめて実施するのがよいでしょう。

千葉県市原市での破風板・鼻隠し・軒天の塗装工事ならヨネザワ装工へご依頼ください

ヨネザワ装工は、千葉県市原市を中心に外壁や屋根の塗装工事を始めとする各種塗装工事を請け負う専門工事店です。

建物の外装リフォームを検討する際にはぜひお声掛けください。綿密な現地調査を実施した上で、お客様のご希望を汲み取った最適なリフォーム計画の立案と塗料の提案をさせていただきます。

千葉県市原市周辺のエリアで塗装工事をお考えの方は、ヨネザワ装工へお気軽にご依頼ください。熟練の職人がお客様に寄り添った提案と確かな施工品質を提供させていただきます。

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