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ラジカル制御型塗料ってどんな塗料?特徴やメリット、デメリットを解説

2023/08/24

屋根や外壁に塗装する塗料にはいろいろな種類のものがあります。
それぞれに特徴があるためにどれが良いとは一概には言えません。
建物に合ったもの、目的に合ったものを選んでいくことが重要となるのですが、まずはそれぞれの塗料の特徴を知ることが重要です。
そこでここでは「ラジカル制御型塗料」の特徴やメリット、デメリットなどについて紹介していきたいと思います。

ラジカル制御型塗料とはどういったものか

「制御」という言葉はイメージしやすいかもしれませんが、「ラジカル」はあまり聞かない言葉だという人が多いかもしれません。
ここではまずラジカル制御型塗料がどういったものなのかについて紹介していきます。

ラジカルとは

「ラジカル」とは酸化チタンに太陽光の紫外線、酸素、水などが触れることによって発生する劣化因子のことを言います。
ラジカルが発生すると塗料の樹脂や染料を劣化させてしまうことにつながり、塗膜が劣化する、色あせてしまう、チョーキング現象が起きるという原因となっていきます。

ちなみに酸化チタンは塗料を調色していく際に必要となる白色顔料です。
下地の色を隠すという効果もあるため、塗料を調色する際には欠かせない顔料となっています。

ラジカル塗料の仕組みとは

ラジカル塗料はラジカルを制御するために「高耐候酸化チタン」と「光安定剤(HALS)」という2つの成分が配合されています。

「高耐候酸化チタン」とは従来までの酸化チタンとは違い、ラジカルを閉じ込めるためのバリア層が組み込まれているもので、紫外線から顔料が直接ダメージを受けないように耐候性が高くなっているものです。

「光安定剤(HALS)」はラジカル制御型酸化チタンのバリア層からラジカルを補助するという役割を果たしており、ラジカルが流出してきた際に捕捉するための添加剤となっています。

この2つの成分が働くことによって、塗料が劣化しにくく、耐候性の高い塗膜を作り出すことができるものとなっています。

ラジカル制御型塗料にはどういったメリットがあるか

ラジカル制御型塗料には多くのメリットがあります。ここではそれらのメリットを順に紹介していきます。

高性能であるのにコストが安い

ラジカル制御型塗料は性能が高いのに対して価格が安いという特徴があり、コストパフォーマンスに優れています。
塗料に含まれる樹脂は一般的な塗料とそれほど変わらないということが関係しているのですが、シリコン系塗料よりも性能は高く、フッ素樹脂塗料並みの耐候性を持っています。
塗料1缶当たりの価格はシリコン系塗料よりも少し高い程度ですが、耐候性や耐久性はフッ素樹脂塗料並みの性能となっています。
このように耐候性、耐久性が高いにもかかわらず価格が安いというのは大きなメリットと言えるでしょう。

チョーキング現象が起きにくい

こちらもラジカル制御型塗料の特徴です。
塗料は酸化チタンから発生するラジカルによってチョーキング現象が起きることがあります。
チョーキング現象とは紫外線や雨風が原因となって塗膜が劣化していき、塗料に含まれている顔料がチョークの粉のようになって表面に出てくる現象のことを言います。
チョーキング現象が起きている外壁などは防水機能が低下しているために放置していると雨漏りの原因になる場合もあります。
ラジカル制御型塗料はラジカルの発生を制御することによって塗膜の劣化を防ぎ、チョーキング現象を防ぐ効果があります。
このことによってひび割れや雨漏りを防ぐ効果も期待できます。

光沢があって低汚染性が優秀である

ラジカル制御型塗料は光沢があって、汚れが付着しにくいというメリットもあります。
そのためにツヤや色が長期間にわたって持続します。
ツヤ消しは可能ですが、塗膜を長く持たせることを考えるのであれば、ツヤありのほうが良いでしょう。
ちなみにラジカル制御型塗料は防カビ、防藻効果があるものも多く、汚れや雨だれなどに対して強い効果が期待できます。
外壁の美観の維持という点においても優れていると言えるでしょう。

作業効率が良い、作業性が高い

ラジカル制御型塗料は実際に施工している職人からも「塗料の伸びが良い」「ムラが出にくい」「飛散しにくい」といった特徴があるために作業しやすいと評判になっています。

こういった特徴があるために金属系サイディングボード、窯業系サイディングボード、モルタル、鋼板、ALCパネルなど、どういった外壁でも使いやすいというメリットがあります。

ラジカル制御型塗料のデメリット、注意点とは

デメリット

ラジカル制御型塗料はメリットが多い塗料として少しずつ知られてはきていますが、まだまだ弱い部分がある塗料でもあります。
ここではそんなラジカル制御型塗料の注意点、弱みについて紹介していきます。

利用実績が少ないために取り扱っていないこともある

ラジカル制御型塗料は市場に出てきてまだ長い歴史があるわけではないために、使用実績が少ないという特徴があります。
もちろん性能としては非常に高いものがあるのですが、実績が低いということが関係して取り扱っていない業者もあるという事実があります。
これからさらに使用実績が増えていくに従って導入業者も増えてくると考えられるため、広い普及にはもう少し時間がかかるかもしれません。

知名度が低い

販売からの歴史が短い、使用実績が少ないということが関係して知名度が低いという状況となっています。
やはり長く使用されているシリコン系塗料などについては知名度が高いということがあるため、使用する側からしても安心ということがあります。
使用する業者側、職人側と依頼する客側の両方からの知名度が低いということがあって、まだ十分な信頼がなされていないという現状もあります。

濃彩色の調色がしにくい

ラジカル制御型塗料は高耐候酸化チタンを使用しています。
酸化チタンは白色顔料を調色する際に使用する原料であり、ラジカルの拡散や流出を防ぐという機能があります。
白色顔料であるということは濃色を作ることが難しくなるということでもあります。
酸化チタンを使用しない濃色の塗料であれば、ラジカルが発生しないために耐候性に影響はないのですが、
こういった濃彩色がしにくいという注意点がラジカル制御型塗料にはあります。

代表的なラジカル制御型塗料とは

では実際に近年多く使われているラジカル制御型塗料について紹介していきます。

パーフェクトトップ

もっとも最初に販売されたラジカル制御型塗料がこの「パーフェクトトップ」です。
販売は「日本ペイント」が行っています。
この塗料は正式名称が「1液水性ラジカルハイブリット高耐候性塗料」というもので、1液型の水性塗料でありながらシリコン系塗料よりも耐久性が高いという高性能な塗料となっています。
さらにポリマーハイブリッド効果があるために「塗りやすい」「光沢がある」「親水化技術」によって汚れを防ぐというメリットもあります。
ベースとなっているのはアクリル系の塗料であり、「ツヤ消し」「3分ツヤ」「5分ツヤ」「ツヤあり」という4種類のものがあります。

▷パーフェクトトップ公式ページ

エスケープレミアムシリコン

こちらは国内塗料シェア1位を誇る「エスケー化研」が販売しているラジカル制御型塗料です。
この「エスケープレミアムシリコン」には、「高緻密無機シールド層」「高緻密有機シールド層」「ハイブリットシリコン樹脂」という3つの効果によってラジカルの発生を抑えることが可能となっています。
エスケープレミアムシリコンにはその名前の通り、「シリコン樹脂」が含まれており、水性シリコン樹脂塗料よりも耐候性が優れているという特徴があります。
また、防カビ性などにも優れているため汚れにくい塗料となっています。
種類は「3分ツヤ」「5分ツヤ」「ツヤあり」の3種類となっています。

▷エスケープレミアムシリコン公式ページ

アレスダイナミックTOP

こちらは「関西ペイント」が販売している特徴のある塗料です。
下・中塗材「アレスダイナミックフィラー」と「ダイナミック強化剤」を組み合わせて使用することによって高い付着力を実現しており、その付着力によって「高湿度」「多少の雨」といった環境でも塗装できるようになっています。
ベースはシリコン系となっており、高い耐候性があります。
天気が悪いがどうしても塗装してしまいたい、日程の関係で急ぎで塗装しなければならないといったときに重宝する塗料となっています。

▷アレスダイナミックトップ公式ページ

その他のラジカル制御型塗料

ここではその他のラジカル制御型塗料をメーカーごとに紹介していきます。

・日本ペイント
ファインパーフェクトトップ、ファインパーフェクトベスト、パーフェクトローズ

・アステックペイント
超低汚染リファイン1000MF-IR、超低汚染リファイン1000MF-IR、超低汚染リファイン500MF-IR

・エスケー化研
エスケープレミアムNADシリコン、エスケープレミアムルーフSi、エスケー弾性プレミアムシリコン

・菊水化学
キクスイロイヤルシリコン、水系ファインコートフッ素

・ロックペイント
ハイパービルロックセラ、K’sロイヤルベストW

まとめ

ラジカル制御型塗料は塗料の塗膜を劣化させていく原因となる「ラジカル」を発生しにくくする、流出を抑えるといった機能が期待できる塗料です。高性能なわりに安価な塗料となっており、高い耐候性があります。

また、作業性が高く、どういった素材の外壁にも使えるという汎用性の高さも特徴的です。
チョーキング現象を起きにくくする、汚れが付着しにくいというメリットがあります。

ただ、販売されてからまだ歴史が浅いために使用実績が少ないという特徴があり、実績が少ないために使用していない業者があるという弱点があります。

高性能で安価という強みがあり、機能としてのデメリットは非常にすくない塗料ですので、これからさらに普及していくことが期待されている塗料と言えるでしょう。

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