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無機塗料ってどんな塗料?特徴やメリット、デメリットを解説

2023/09/26

屋根材や外壁の塗装に使用される塗料には色々な種類のものがあります。
それぞれに長所や短所があり、耐用年数や価格にも大きな違いがあります。
そんな中で近年注目されている塗料に「無機塗料」があります。
ここでは無機塗料とはどういった塗料なのか、特徴やメリット、デメリットなどについて紹介していきたいと思います。

無機塗料とはどういった塗料なのか

塗料缶

今まで一般的に使用されてきた塗料は有機塗料と呼ばれるもので、石油を主成分とした有機物である樹脂を使用したものとなっています。
例えば、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素などの樹脂がこれらの代表的なものとなっており、近年もっとも多く使用されている塗料となっています。

しかしこういった有機物は紫外線によって劣化していくことで色褪せやチョーキング現象などの劣化現象が起こってくるものとなっています。
つまり塗膜が劣化していく原因は塗料に含まれている有機物なのです。

一方で無機塗料とはその名前の通り「無機物」によって作られた塗料です。
無機物とは炭素を含まない素材であり、ガラス・鉱物・レンガなどがこれに当たります。
無機塗料の主成分はケイ素やセラミックとなっています。

無機物は紫外線によって劣化していくことがないので、無機物100%の塗料であれば理論上は半永久的に劣化しない塗料となるはずなのですが、無機物100%の塗料は硬すぎて使用できないため実際には有機物を混ぜて塗料として使用できるようになっています。
そのため厳密には「無機有機ハイブリッド塗料」と呼ばれることもあります。
なかなか塗装をし直すことができないような建物などで多く使われています。

無機塗料のメリットとは

メリット

無機塗料には多くのメリットがあります。
ここではそれらのメリットについて順に紹介していきます。

トップクラスの耐候性、耐用年数を誇る

無機物を主成分としている無機塗料の最大のメリットは耐候性の高さ、雨や紫外線に対する強さということになります。
一般的な塗料の耐用年数を見ていくと、アクリル系で3~5年ウレタン系で8~10年シリコン系で10~15年フッ素系で15~20年となっており、今まではフッ素系の塗料がもっとも耐用年数が長いとされてきました。
しかし無機塗料の耐用年数は20~25年ともいわれており、最長の耐用年数を誇っていることがわかります。
そのため、あまり塗装のし直しをしたくない、頻繁に塗装し直すことができないという時に有効的な塗料となります。

汚れが付きにくい、落ちやすい

無機塗料は親水性が高く、表面に汚れがついてもその汚れが浮き上がりやすく、雨が降れば洗い流されるという特徴があります。
大通りに面している家などではホコリやゴミ、排気ガスなどが付きやすい環境となるのですが、家の美観を保ちやすいというメリットとなっています。
また、無機塗料は静電気が発生しにくい素材ですので、ホコリなどのゴミやそもそも付きにくいという特徴もあります。

カビやコケが発生しにくい、増えにくい

外壁などでは汚れとともに「カビ」「コケ」なども発生しやすくなります。
こういったカビ、コケ、藻などは有機物を栄養分としているため、有機物が含まれている塗料では発生しやすくなるのです。
しかし無機塗料ではそういった有機物の含有量が少ないためにカビやコケが発生しにくい、繁殖しにくいといったメリットがあります。
カビやコケの発生を抑えることで、美観を保つことにもなりますし、外壁の劣化を抑えるという効果も期待できます。

不燃性があって燃えにくい

無機塗料はレンガ、ガラス、鉱物などの無機物が主成分となっている塗料ということもあって不燃性が非常に高いといった特徴があります。
もちろん無機物100%ではないためにまったく燃えないということではないのですが、有機塗料と比べれば断然燃えにくい塗料だと言えます。
近隣の家で火事が起きて火の粉が飛んできたとしても「燃えにくい」という性質のために飛び火することを防ぐことが期待できます。

無機塗料のデメリットとは

デメリット

メリットの多い無機塗料ですが、使用する際にはいくつかのデメリットや注意点もあります。
ここではそれらのデメリットについて紹介していきます。

塗料の値段が高い

無機塗料はその配合されている成分の関係で「値段が高い」というデメリットがあります。
塗料はその性能、耐用年数などと比例して値段が高くなっていくことが多いのですが、最長の耐用年数を持つ無機塗料はそれだけに値段も高く、フッ素系の塗料よりも高額な値段となります。
外壁塗装を行う際には広い範囲を塗装するため、単価が数百円違うだけで合計金額が数万円~数十万円も違ってくる場合があります。
そういった値段のバランスも考える必要があると言えるでしょう。

塗装職人の技量が求められる

無機塗料はまだ歴史が浅いために使用経験が少ない職人が多いというデメリットがあります。
無機塗料の場合は性能が高く、耐用年数も長い塗料ですので、塗装が失敗した時と成功した時の差が大きく出るという可能性があります。
最大の効果を発揮できるように一定の厚さで塗装をする必要があるため、塗装職人の技量が求められるのです。
塗装工事を依頼する場合には無機塗料の塗装経験がある職人が塗装をするかどうかを確認しておくと良いでしょう。

無機塗料は幅が広い塗料である

現在「無機塗料」と呼ばれている塗料は無機物と有機物の両方が含まれている塗料であり、厳密には「無機有機ハイブリッド塗料」というものです。
ただ、「どれだけの無機物が含まれたら無機塗料か」という定義がないため、わずかしか無機物が含まれていないのに無機塗料と呼ばれているものもあります。
こういったものは当然ですが、性能は普通の有機塗料と変わりません。
そのため、無機塗料を使用したいという場合には、どれだけの無機物が含まれているのか、どういった性能が実証できているのかということを調べた上で使用する必要があります。

無機塗料特有の使いにくさがある

無機塗料はその特徴から使いづらい部分もあります。
まず無機塗料は無機物が含まれていることから硬い塗料となりやすく、外壁の表面にひび割れが起きた時などは無機塗料の塗膜も一緒にひび割れすることとなります。
そのため、ひび割れが起きやすい材質の外壁には向かない塗料だと言えます。

また、無機塗料は汚れが付着しにくい塗料ということもあって新しい塗料も付着しにくいという特性があります。
そのため、再塗装をすることができない、しにくいというデメリットがあります。

代表的な無機塗料とは

近年、多くのメーカーから無機塗料が販売されています。
ここではそれらの商品の中から特に人気のもの、有名なものについて紹介していきます。

アプラウドシェラスターシリーズ

メーカー:日本ペイント
こちらは国内大手塗料メーカーである日本ペイントから販売されている水性2液型無機塗料のシリーズです。
アプラウドシェラスターⅡ
・アプラウドシェラスターNEO
・アプラウドシェラスターNEOⅡ
などが販売されています。
日本最高クラスの「超耐候性」「低汚染性」を誇る無機塗料となっており、フッ素塗料をはるかに超える耐候性と親水性が評判となっています。
こういった無機塗料は硬くなりがちなのですが、有機塗料並みの弾性塗膜性能があるために高弾性の上塗り塗料としても使用できます。
また、高い「防汚性」があることから汚れにも強いのですが、さらにオプションの「クリスタコート」というコーティング塗料を塗装することで防汚性を高めることも可能となっています。
無機塗料の中でも性能面でトップクラスのものだと言えるでしょう。

アレスシリーズ

メーカー:関西ペイント
こちらも大手塗料メーカーである関西ペイントの商品です。
水性1液型無機塗料となっており、以下のような製品が出ています。
アレスダイナミックMUKI
アレスシルクウォール
これらは最高クラスのフッ素樹脂と無機成分を合わせた高性能塗料です。
フッ素樹脂が含まれていることから微弾性系下塗りや弾性系下塗りなど幅広く対応できるほどの弾性を持っており、ひび割れに強い塗膜を作ることが可能となっています。

セラスターシリーズ

メーカー:ジャパンカーボライン
こちらは世界的企業である塗料メーカーのカーボライン社の無機塗料となっています。
セラスターウォール(通常外壁用)
クリヤースターウォール(多色サイディング用)
セラスタールーフ(屋根用)
など使用用途によって使い分けができるシリーズが出ていることで使いやすくなっています。
日本では「東京国際フォーラム」「中部国際空港」などで使用実績があることから信頼性が高い塗料として人気となっています。

セラミタイトペイント

メーカー:エスケー化研
水性つや消しの1液型無機塗料となっています。
この塗料は防汚性、乾燥性、作業性に優れていると言われており、職人が使いやすい塗料として人気となっています。
塗膜は非常に細かい構造で層を作っていくため、長期間にわたって建物を守ってくれる塗料となります。
安心で使いやすい塗料と言えるでしょう。

まとめ
無機塗料は近年、多くの塗料メーカーから販売されてきています。
ただ、まだ使用されている歴史がそれほど長くないために中には信頼性の低い無機塗料も多く混じっています。
職人が無機塗料に慣れていなかった、塗装経験がなかったために塗装に失敗するということもあります。
無機塗料は他の塗料と比べると高額なものとなっているため、選ぶ際には慎重に選んでいきたいところです。
こういった塗料にはメーカー保証がついているのですが、正しい使用方法で塗装をしなかった場合は保証されないということもあります。
無機塗料を使って塗装を行う際には無機塗料の塗装実績がある業者に依頼するようにしましょう。

ヨネザワ装工」では無機塗料の取り扱いは勿論のこと、見積は種類と耐用年数の違う塗料をそれぞれ3パターンお出ししています。ご不明なことはご納得いただけるまでどんどん質問してください。

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