外壁の木部は塗装が必要?メンテナンス方法と必要性を解説
2024/01/24
木部塗装は、外壁塗装の中でもとても重要な塗装です。また、木部塗装には適切なメンテナンスが欠かせません。
この記事では、木部塗装がどんなものであるかをはじめ、木部塗装の手順や木部塗装のおすすめの塗料、木部塗装の注意点や木部塗装のメンテナンス方法について、詳しくご紹介いたします。
外壁の木部塗装とは?
木部塗装とは、外壁の木部部分の塗装をすることをいいます。木部塗装は、外壁塗装の中でも特に重要な部分の塗装です。
木部塗装が必要な理由は、木部部分の木材が露出したままになっていると、雨風などの影響を受けやすく、腐食する原因になるため、しっかりと塗装をして保護しなければならないからです。
木部塗装は塗装をしたら終わりではありません。メンテナンスをしっかり行わないと、劣化や腐食が進んでしまうので注意が必要です。
木部塗装のメンテナンスを定期的に行うことで、木部塗装部分を長持ちさせつつ、外観を美しく維持し、安全性を担保することができます。
外壁の木部塗装の手順とは?
木部の塗装は下地処理が非常に需要です。
必ず塗装の前に、木部に塗料が定着するようにパテや木材用のペーパーで下地処理を行います。
下地調整の工程をケレン作業とも呼ばれています。その後木部塗装に適した塗料を選択し、下塗りから中塗り上塗りを行います、
木部塗装は外壁塗装の中でも劣化しやすいため、木部塗装に適した塗料の選択が重要になります。
下塗りは、上塗りをきれいに仕上げるためには欠かせない手順です。
中塗りは、仕上げの前段階の塗りのことをいいます。
上塗りは最後の仕上げの塗りです。
このように、外壁の木部塗装にはしっかりとした手順があり、この手順を守って塗られることによって、経年劣化などを防げます。
外壁の木部塗装のおすすめの塗料とは?
外壁の木部塗装におすすめの塗料には、以下の2種類があります。
・造膜タイプ塗料
・浸透タイプ塗料
それでは、造膜型塗料と浸透型塗料について、それぞれ詳しくご紹介いたします。
造膜タイプ塗料とは?
造膜タイプ塗料は、木部塗装で一般的に使用されている塗料です。木部部分に塗装することで、塗膜を作り、保護するといった特徴があります。
後述する浸透タイプ塗料と比較した場合、耐水性や耐久性が高いといったメリットもあります。反対に浸透タイプ塗料にはない、塗膜劣化を引き起こすといったデメリットもあります。
木部塗装の中でも造膜タイプ塗料を使用すると、木部部分は塗膜で覆われるため、質感が木材のそれとは異なるようになります。また、塗膜ができることでせっかくの木目が失われてしまうため、木目を活かした外観にしたい場合には適していない塗料です。
しかしながら、造膜タイプ塗料は、カラーバリエーションやツヤの程度の選択肢が多いため、さまざまなデザインを楽しむことができます。
浸透タイプ塗料とは?
浸透タイプ塗料は、木部部分に浸透させ、内側から保護する塗料です。木部部分に塗装することで、内側から防腐をはじめ、防カビや撥水をするといった特徴があります。
先述した造膜タイプ塗料と比較した場合、耐水性や耐久性が低いといったデメリットもあります。反対に造膜タイプ塗料では起こりがちな塗膜劣化を引き起さないといったメリットもあります。メンテナンスで塗りなおしをするときも重ね塗りができるため、造膜タイプ塗料と比べると、容易に塗りなおしが可能です。
木部塗装の中でも浸透タイプの塗料を使用すると、木目を活かした仕上がりを楽しむことができます。
しかしながら、浸透タイプの塗料は、ツヤの程度の選択肢がないため、仕上がりにバリエーションがさほどありません。
外壁の木部塗装の注意点とは?
外壁の木部塗装には、さまざまな特徴がありますが、その中には注意しなければならないこともあります。木部塗装の注意点を知っておくことで、木部塗装をするときに塗料の選択がしやすくなったり、外観の維持がしやすくなったりするので、ぜひ覚えておいてください。
外壁の木部塗装の注意点には、以下の2つがあります。
・適切な塗料を選択する必要がある
・3~5年で塗りなおしが必要になる
それでは、外壁の木部塗装の注意点について、それぞれ詳しくご紹介いたします。
適切な塗料を選択する必要がある
木部塗装には、造膜タイプ塗料と浸透タイプ塗料の2種類があります。造膜タイプ塗料にも浸透タイプ塗料にもそれぞれ特徴があり、メリットやデメリットも存在しています。そのため、どんな木部塗装にしたいかによって、選択するべき塗料が変わってくるので注意してください。
仕上がりやメンテナンスサイクルなどを考慮して、どちらの塗料を使用するかを考えるのがおすすめです。
3~5年で塗りなおしが必要になる
本来、外壁塗装は10年ごとにメンテナンスをすればOKです。しかしながら、木部塗装の場合は、造膜タイプ塗料で3~5年ごとにメンテナンスが必要になります。浸透タイプ塗料の場合は、3~5年よりも早い段階でのメンテナンスが必要となるため、手間がかかってしまうといった問題があります。
塗りなおしが頻繁に必要となるため、メンテナンス時期をしっかり認識しておくことが大切です。
外壁の木部塗装のメンテナンス方法とは?
外壁の木部塗装のメンテナンス方法は、使用されている塗料の種類が造膜タイプ塗料なのか浸透タイプ塗料なのかによって方法が異なります。
それでは、木部塗装のメンテナンス方法について、それぞれ詳しくご紹介いたします。
造膜タイプ塗料のメンテナンス方法とは?
塗膜タイプ塗料の場合、塗膜ができることで効果を発揮します。ですが、木部部分に使用されているのは木材であるため、伸縮を繰り返し、その伸縮によって、塗膜が剥がれたり、ヒビ割れたりしてしまいます。
塗膜タイプ塗料を使用した場合のメンテナンスは、まず剥がれたりヒビ割れたりした塗膜を剥がすところからスタートしなければなりません。塗膜の除去をしっかり行い、そこから再度塗膜タイプ塗料で塗装します。
メンテナンスのタイミングは3~5年程度といわれているので、木部部分以外の外壁が10年でメンテナンスしなければならないことと比較するとメンテナンスサイクルは短いといえます。
浸透タイプ塗料のメンテナンス方法とは?
浸透タイプ塗料を使用している場合のメンテナンス方法は、重ね塗りでOKです。造膜タイプ塗料のように剥がれたりヒビ割れたりした塗膜の除去の必要がありません。ただし、メンテナンスサイクルは、塗膜タイプ塗料の3~5年よりも短いとされています。
まとめ
木部塗装には、どんな特徴があるかだけでなく、木部塗装の手順やどんな塗料を使用しているかを知っておくことが大切です。なぜなら、これらはメンテナンスをするときにも必要な知識だからです。木部塗装はこまめなメンテナンスが必要なものなので、どんな施工がされているかをぜひ知っておいてください。
ヨネザワ装工は、木部塗装をはじめ、外壁塗装・屋根塗装・塗装工事・室内塗装・雨樋工事・板金工事一式・総合リフォームを一手に引き受けている塗装業者です。
弊社は地域密着型で千葉県市原市を中心に幅広いサービスを提供するとともに、地域貢献をしていきたいと考えております。
お見積りや現地調査は無料で承りますので、木部塗装などでお悩みの方はぜひ一度、弊社までご相談ください。