門扉やフェンスにも塗装が必要?メンテナンスの重要性を解説
2024/02/15
門扉やフェンスのメンテナンスは、後回しにされがちですが、定期的な塗装が必要です。塗装を行わないと、鉄製だと錆が進行し、木製だと腐食して、門扉やフェンスの本体が壊れてしまい、交換工事によって余計に費用が掛かってしまいます。
この記事では、門扉やフェンスのメンテナンスの重要性や塗装工事を行うべきタイミングについて紹介します。
門扉やフェンスはファサードエクステリアの一部
門扉やフェンスは建物本体の構成部分ではないため、メンテナンスを怠りがちにしているのではないでしょうか。
しかし、門扉やフェンスは、ファサードエクステリアと言い、道路からみた建物の第一印象の重要部分です。
建物本体の外観はもちろん重要ですが、門扉やフェンスは、来訪者が直接観察できるだけに細かな錆や破損も目につきます。建物本体の外観が立派でも、門扉やフェンスが錆びていたり、壊れているとそれだけで印象は台無しになってしまいます。
それだけに、門扉やフェンスは、日頃からメンテナンスを行っておくことが大切なのです。
防犯対策としても門扉やフェンスのメンテナンスが重要
建物だけでなく、周辺も含めた全体のメンテナンスが行き届いている家は、防犯意識も高いと判断されやすく、空き巣にも狙われにくい傾向があります。
門扉やフェンスは、敷地内に侵入者を入れない役割を果たしますが、一方で、一旦侵入者が入ってしまうと道路からの目隠しになってしまう特徴があります。
やはり、門扉やフェンスを設置するだけでなく、日頃からメンテナンスを行い、錆や破損を防いで、手入れが行き届いている印象を出せるようにしておくことが大切です。
門扉やフェンスのメンテナンスを怠ると費用が高くつく
門扉やフェンスは、金属か木材で作られていることが多いです。
金属製の場合は、鉄、アルミ、ステンレスと様々な素材が用いられていますが、全くメンテナンスフリーの素材はありません。
鉄部は、鉄の素地が露出してしまうと、すぐに錆びてしまいますし、アルミも錆びないわけではなく、白錆と呼ばれる錆が発生することがあります。
また、ステンレスは、通常の使用では錆びる心配はありませんが、すべての部材がステンレスで構成されているわけではなく、鉄が用いられている部分もあるので、定期的なメンテナンスが欠かせません。
錆が進行してしまうと、見た目が悪いだけでなく、壊れやすくなります。
破損してしまった場合は、錆落としや再塗装でどうにかなるわけではなく、門扉やフェンス本体を交換しなければならず、そのための費用がかさんでしまいます。
木製の場合も、ウリンに代表されるハードウッドを用いているのでなければ、塗装により美観を維持しています。
やはり、塗装が劣化すると剥がれて、美観を損ないますし、木材に雨水が浸み込むと劣化が早まり、最終的には腐食してしまうので、交換が必要になってしまいます。
金属製と木製の門扉、フェンスのどちらであっても、すべて交換するよりも塗装の方が費用を安く抑えることができます。
門扉やフェンスの塗装の目安
塗膜がどのような状態になったら門扉やフェンスの塗装を検討すべきなのでしょうか。門扉やフェンスのメンテナンスの目安を紹介します。
✅チョーキング現象が生じた時(触れた時に粉が付着する)
塗装面に素手で触れた時に手の平に粉が付着する状態になることがあります。
これは、チョーキング現象と言い、塗装の劣化が進んでいることを示す現象です。塗膜の表面が細かくひび割れしていて、塗膜が少しずつ剥がれている状況です。
このまま放置した場合は、塗膜が剥がれて、下地材が露出してしまいます。
鉄なら錆びますし、木材なら雨水を吸い込むようになり劣化が進んでしまいます。
このような状態になったら、塗装を検討すべきタイミングです。
この段階で塗装を行っておけば、下地材の劣化を最小限に抑えられます。
✅鉄製の門扉やフェンスで錆が生じている
鉄製の門扉やフェンスですでに錆が生じている場合は、塗膜が剥がれて、鉄の素地が露出している状態です。
早い段階で対処すれば、錆を落として再塗装するだけで済みますが、このまま放置すると、錆がどんどん進行し、鉄がもろくなって穴が開いてしまいます。
鉄の素地に穴が開くほど劣化してしまうと、もはや、再塗装では直しようがないため、門扉やフェンスそのものを交換する必要があります。
✅木製の門扉やフェンスで色あせが生じている
木製の門扉やフェンスの塗装方法は様々ですが、雨水がかかっても水を弾くように撥水加工が施されています。ところが、雨水を弾かなくなると、塗膜が劣化し、下地の木材に雨水が浸み込んでいる可能性があります。
特に、色あせが生じたり、雨が降ったり、水をかけたりした後で、シミができるような場合は、塗膜が劣化しているので、早めの再塗装が必要です。
さらに、カビや藻が発生している場合は、下地材が水分を吸い込んでいる状態なので、カビや藻を除去したうえで、早期に再塗装する必要があります。
触るとブカブカしたり、簡単に折れてしまう状況だと、もはや、塗装ではなく、門扉やフェンスそのものの交換が必要です。
門扉やフェンスの塗料に求められる性能
門扉やフェンスの塗料には、高い性能が求められます。具体的に見ていきましょう。
・高い耐候性
門扉やフェンスは、屋根が付いているわけではなく、毎日、直射日光と雨風にさらされ続けるという過酷な環境下に置かれています。それだけに、門扉やフェンスの塗料には高い耐候性が求められます。
・防錆性能
鉄製の門扉やフェンスの場合は、錆止め効果のある塗料を下塗りする必要があります。下塗り用の塗料自体は耐候性が低いため、必ず、ウレタン塗料やシリコン塗装により上塗りしなければなりません。
・防カビ・防藻性能
木製の門扉やフェンスを塗装する場合は、防カビ・防藻性能のある塗料を選べば、塗膜だけでなく美観を長く維持できます。
門扉やフェンスの塗料の種類
門扉やフェンスのメンテナンスで用いる塗料は大きく2つのタイプに分かれます。
・造膜タイプの塗料
鉄や木材を塗料によって覆うことで、水や空気との接触を断ち、素材の劣化を防ぐタイプの塗料です。
造膜タイプの塗料だと、塗料の色が直接、門扉やフェンスの印象を左右するため、色の選択は慎重に行う必要があります。
・浸透タイプの塗料
浸透タイプの塗料は無垢の木材のみに用いられます。無垢の木材は呼吸しているため、造膜タイプの塗料により完全に覆ってしまうと、呼吸を妨げてしまい、却って、寿命を縮めてしまうことがあります。
浸透タイプの塗料ならば、無垢の木材の呼吸は妨げず、雨などの水だけは弾いてくれるため、長持ちします。
もっとも、造膜タイプの塗料と比べると塗料の劣化が早いため、頻繁にメンテナンスする必要があります。
アルミの門扉やフェンスのメンテナンス
アルミの門扉やフェンスならメンテナンスフリーと考えている方もいるかもしれません。
しかし、アルミと言えどもメンテナンスフリーではなく、白錆が発生したり、色あせが生じてきます。
このような場合は、アルミも白錆を落としたうえで、塗装する必要があります。
門扉やフェンスの塗装は、DIYでやってしまう方も多いと思いますが、アルミ製の場合は、難易度が高く、DIYではうまく塗装できないことも多いです。
塗装面が多い場合は、DIYではなく、専門業者に依頼した方が、満足いく仕上がりになるはずです。
門扉やフェンスの塗装はDIYと専門の塗装業者のどっちがいいか
ホームセンターに行くと、様々な塗料が売られているため、門扉やフェンスの塗装なら、DIYでもできると考える方も多いと思います。
家のメンテナンスに関心を持ち、自分でできることは自分でする姿勢は素晴らしいと思います。
ただ、仕上がりを重視するなら、初めから専門の塗装業者にご依頼ください。
門扉やフェンスの塗装をDIYでする場合のメリット
・費用を抑えることができる。
・家族総出でやることで、思い出作りになる。
門扉やフェンスの塗装をDIYでする場合のデメリット
・仕上がりは、プロに任せた場合と比べて見劣りする。
・最適な塗料を選べていない可能性がある。
・養生が十分でないと、地面などに塗料のシミが残ってしまうことがある。
・道具の後片付け、残りの塗料の処分が大変。
・塗料の臭いによって気分が悪くなることもある。
門扉やフェンスの塗装を専門の塗装業者に任せる場合のメリット
・しっかり養生するため、地面などに塗料のシミなどが残ることがない。
・仕上がりがよい。
・塗料の選択や工程に間違いがないため、塗料の性能を最大限に発揮できる。
・後片付けの心配がない。
門扉やフェンスの塗装を専門の塗装業者に任せる場合のデメリット
・DIYよりも費用が掛かる。
・近隣へのあいさつが必要になる。
・塗装業者のトラックや車の出入りがある。
まとめ 市原市での門扉・フェンスの塗装・メンテナンスはヨネザワ装工にご依頼ください
ヨネザワ装工は、千葉県市原市を中心に地域密着で塗装工事を専門に行っている職人直営店です。
職人直営店なので、ハウスメーカー経由で依頼される場合と異なり、中間マージンが掛からず、本当に塗装工事に必要な費用のみで工事させていただくことができます。
門扉・フェンスの塗装やメンテナンスをご検討されている方は、仕上がりを重視される方が多いかと思いますが、ヨネザワ装工は様々な現場での塗装工事実績があり、どのような難しいご用命にもお答えしてきました。
門扉・フェンスの塗装やメンテナンスだけでなく、外壁塗装、屋根塗装、室内塗装や防水工事、シーリング工事など、お客様の大切な財産を守るための様々な工事を提供しています。
もちろん、門扉・フェンスの塗装やメンテナンスのご依頼いただいたお客様に、ついでに外壁塗装や屋根塗装をした方がいいと言った余計な営業は一切行いません。
どんなに小さな仕事でも、丁寧にやらせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。